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2026/08/02

令和8年熊本地震に際して

令和8年7月28日16時27分頃発生の熊本地震に際しまして、被害に遭われた全ての方にお見舞い申し上げます。


私の自宅は柏崎にあります。2004年10月23日発生の中越地震では震度5弱の揺れで電気、ガス、水道が止まりました。続いて2007年7月16日発生の中越沖地震では震度6強の揺れで、再びライフラインが止まりました。

「え?また?どうして?」という誰にぶつけていいのかわからない気持ちになったことを思い出します。熊本にお住まいの方も同じ思いをされているのではないかと案じています。10年前の甚大な被害からようやく復興しつつある中での大震災。何ともやりきれない気持ちになります。


最近の住宅は耐震性能の向上により震度7程度の地震でも倒壊しなくなりました。(複数回の揺れがきた場合はこの限りではありません。)また、停電時用の家庭用蓄電池なども見かけるようになりました。度重なる災害に備えてさまざまな製品が登場しています。自分自身や家族を守るために、こうした防災設備を導入することには賛成です。


しかし、私自身が経験したことから思うところがあります。

ライフラインや物流が止まっている中で生活するには、ご近所さんとの関係性がものをいうと思うのです。周囲が停電している中で自分の家だけは明かりがついてエアコンも動く。もちろんそれは素晴らしいことですが、それだけで十分だとは思えません。やはりご近所の人たちと声を掛け合って励まし合ったり、なぐさめ合ったり、力を貸したり借りたり。些細なことでもいいので、そういうコミュニケーションがものすごく大事だと思っています。気持ちの持ち方はとっても大事です。


中越沖地震の際、幸いにも私の自宅は一部損壊程度で済みましたが、親戚の家は全壊となってしまいました。散乱した家財などの片付けを手伝いに行きましたが、当時の従兄弟はひどく落ち込み、気力を失いかけていました。気持ちが前向きになるまでに長い時間がかかりました。しかし、現在は家を再建し、孫にも恵まれて幸せに暮らしています。


災害には遭わないに越したことはありませんが、日本に住む限り地震は避けることはできません。中越地震、中越沖地震を経験した身として、熊本の被災地の映像を見ると心が痛みます。被災された方々の切なさや大変さが、痛いほどよくわかります。どうか、希望を捨てないでほしいと強く願っています。


おわり