
2026/07/12
耐風等級について
こんにちは。長岡で平屋を建てるならスタンドバイホーム × 東洋住建 代表の間嶋です。
近年は台風も大型で強くなってきています。今回は住宅の性能表示制度の中でも耐風等級を確認しておきたいと思います。
地震が瞬間的な揺れなのに対して、風は継続的に建物に横方向の圧をかけますので住宅性能の中でも大事な要素です。
耐風等級は台風や暴風による住宅の倒壊や損傷に対する強さの指標で、等級1と等級2があります。建築基準法レベルの最低基準は等級1で、それの1.2倍の強さを持つものが等級2となります。
耐風等級1
建築基準法で定められている最低基準です。50年に一度程度の暴風でも損傷せず500年に一度の暴風でも倒壊しないレベルです。
50年に一度の暴風とは、平均風速約30m/s、瞬間最大風速約45m/sが目安です。また、500年に一度の暴風とは、最大瞬間風速約50m/sで、1959年に被害をもたらした伊勢湾台風クラスが目安とされています。
耐風等級2
等級1の1.2倍の強度を持ちます。暴風による損傷の蓄積を軽減し外壁や屋根材を長期間損傷無く保つことができます。
ヨットやウインドサーフィン、あるいは登山をやる人は風の強さや風速に詳しいと思いますが、一般の方には数値と感覚が分かりにくいと思います。気象庁のHPに風の強さ(予報用語)とその影響についてまとめられた表があります。
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/kazehyo.html
予報用語とその状況や建物への影響をかいつまんでご紹介します。
[やや強い風]:平均風速10~15m/s(時速~50km)風に向かって歩きにくくなり傘はさせなくなります。建物の樋(とい)が揺れ始めます。
[強い風]:平均風速15~20m/s(時速~70km)風に向かって歩けなくなり転倒することもあります。建物は瓦や屋根葺(ふき)材がはがれる場合があり、雨戸やシャッターが揺れます。
[非常に強い風]:平均風速20~30m/s(時速~110km)何かにつかまらないと立っていられません。飛来物がではじめます。木が倒れたり看板が落下することもあります。建物では瓦や屋根葺材が飛散したり固定されていないプレハブ小屋が動いたり転倒するレベルです。
[猛烈な風]:平均風速35m/s~(時速125km~)屋外での行動は極めて危険。外装材が広範囲にわたって飛散したり、倒壊する住宅があるレベルです。
詳しくは、前述のURLから気象庁の「風の強さと吹き方」をご覧ください。
建物が受ける風の影響は、立地条件によっても変わってきます。
例えば、住宅街など建物が密集しているエリアでは風圧が分散されるため影響は小さくなります。一方で海沿いや開けた土地に建つ建物は暴風の影響を直接受けます。
一般的に暴風の影響は建物の高さが高いほど大きくなりますので、平屋のように外壁の投影面積(風を受ける面積)が小さい方が風に対しては有利です。
新潟県は冬の低気圧が発達すると台風並みの風が吹くことがあります。発生の仕組みが異なるので台風とは呼びませんが、冬の低気圧が接近すると強い風が吹くことには変わりありませんので、冬も注意が必要です。
おわり